こんにちは!
こちらの記事では、「ナノファイバーが浸透したら日常生活はどう変化するのか?」について、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います!
「最近たまに名前を聞くけどそもそも”ナノファイバー”ってなんだろう?」と調べていくうちに、こちらの記事に辿り着いた方もいるかもしれません。そんな方のために、まずはナノファイバーの特性について簡単におさらいします!
ナノファイバーには、ナノファイバーを”未来の素材”たらしめる3つの特性があります。記事の理解を深めるためにも、こちらで簡単に解説しましょう!
ナノファイバーは名前の通りナノサイズの超極細繊維のため、他の素材に比べ表面積を大きくすることができます!そのため、気体・液体・固体・微生物の吸着性が最大で1万倍にもなると言われています。
ナノサイズの繊維は光を乱反射しにくく、透明度が高い素材です。また、吸音特性と断熱特性にも優れています。
電気が通りやすく、強度を高め、耐熱性を高める、緻密な構造をするナノファイバーだからこそ得られる効果です。
▼より詳しい内容は、こちらの記事でご覧ください! 「ナノファイバーの基礎知識」
先ほどご説明した3つの効果から、私たちの日常生活にどのような影響が与えられるのでしょう?実際に想定される実用例と合わせて解説していきます!
現在利用されている高靭性繊維補強セメント複合材料「ECC」にナノファイバーを加えることで、ECCの4.6倍の強度を持つ「AECC」と呼ばれる”より強固なコンクリート”を作ることが可能です!
このAECCには様々な特性があり、「鋼鉄のように固く、金属のような柔軟性がある」「安価で軽い」「錆びず、腐食しない」といった性質から建材としての活用が期待されており、地震や台風を始めとした災害に強い家や防波堤を安価に作ることが可能と言われています。
ナノファイバーの特性でもある「ナノサイズ効果」により、ナノファイバーを材料に吹き付けることでそこに真空の幕を張ることができます。真空は温度や音を通さないため、これを壁材に流用すれば防音・防熱が両立されたお部屋に!冷暖房の使用削減に繋がることから、地球にも優しい家づくりに繋がっていきます。
ナノファイバーには保温性があり、さらにナノファイバーを薄くて丈夫な生地に仕上げることで、「超薄手なのに軽くて暖かい服」を作ることができます!羽毛を扱わないことから、動物愛護の観点からも地球に優しい服が誕生するでしょう。 同様の考え方から、寝袋などのアウトドアグッズへの活用も可能。また、ナノファイバーは透明度が高い繊維でもあるので、「透明な服を着て極寒の地を過ごす」なんてことも、近い将来できるかもしれません!
私たちが普段扱う長さを表す単位に「mm(ミリメートル)」がありますね。そのミリの0.001倍にあたる単位が「μm(マイクロメートル)」。さらにマイクロを0.001倍にした単位が「nm(ナノメートル)」という単位です。 現在普及している不織布マスクは0.1μmのウィルスより荒いフィルターのため、静電気を利用してウィルスをキャッチしています。ですがナノフィルターマスクなら超比表面積効果によって物理的にウィルスを通さない「極めてろ過性能が高いマスク」として利用することができ、既に医療現場から普及が始まっています。
当社からも、ナノファイバーマスク「MIKOTO」を販売しておりますので、ナノファイバーマスクについてもっと知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください!
ナノファイバーマスク「MIKOTO」
いかがでしたでしょうか。本記事では、ナノファイバーが私たちの生活に浸透したらどのような変化が日常に起きるのかについてご紹介しました。これらの可能性はほんの一部であり、ナノファイバーでできることはこちらでご紹介仕切れないほど!ぜひ、当社の他の記事もご覧になってください!